ひき逃げてんまつ記

ひき逃げにあってしまったワタシの覚書

Chapter25 退院決定

なんかもういきなりでした。 ワタシは永遠にここ救急病棟のヌシになるのかと危ぶんでいた頃、左足リハビリ担当のお兄さん指導により、2か月ぶりに自力で立つ事になりました。 で、歩けたもんだから調子に乗って、病棟内をへなちょこながらのし歩いていたら、…

Chapter24 満身創痍

ひでぇもんです。 何がってワタシの体。 そりゃ事故直後の、擦り傷切り傷打ち身捻挫のえげつなくもハデな血みどろ状態と比べたら全然マシですけどね。 今のひどさは治りつつある発展途上のボロボロさといいますか、体の再生中における脱皮状態といいますか、…

Chapter23 院内カフェ

ここを始めて訪れたのは、まだ1回目の手術後間もなく、まさか入院ライフがこれほど長引くとは思いもしなかった9月末の頃だったでしょうか。 知名度ではスター◯ックスほどではありませんが、そこそこ店舗数を持つコーヒーチェーン店ということでそれなりに期…

Chapter22 ローソン詣で

ますます煮詰まってきた入院ライフ。 前回でも書いたように、暇にあかせてローソンにばかり出没していたような気がします。 3度に1回ぐらいしか購入しませんでしたが(ごめんなさい)、比較的罪悪感少なめで食べられるナチュラルローソンのおやつたち。 この…

Chapter21 ヒマとの付き合い方

手術も一段落しその後の経過も順調、取り立てて問題がない状態の入院ライフはとにかくヒマです。 特にリハビリやら不意打ちの検査がない日曜祝日は、お見舞いでも来てもらわにゃ1日の長さは果てしない。 でもシャバの方々は忙しいのであんまり無理強いはでき…

Chapter20 菓子パンの日

もう一度言いますけどここの病院食、決して悪くなかったです。 好みはさておき量は多すぎるくらいたっぷりだったし、栄養バランスはもちろんバッチリ。 こういう食事をずっと続けていれば、体調もかなりアップするんだろうなと毎度思っていました。 しかしで…

Chapter19 院内ファッション(患者編)

病院スタッフさんたちの制服については以前書きました。 驚くほどすっきり機能的になっていて素晴らしいって。 どころがです。 病棟内を構成するもう一方の方々、つまりは患者さんたちの着るものって、十年一日ホント変化していないような気がする。 そりゃ…

Chapter18 更年期の事情

今回に関しては男性の方はスキップでお願いします。 だって関係ないんだもん。 そしてここ救急病棟において大多数を占める年配の方々もね。 あーー、ワタシもいっその事さっさとアガリたいもんだわ! なんのことかと言いますと生理です。 ワタシ事故った当初…

Chapter17 自由への欲望

前回の続きでございます。 多分最後になるであろう4回目の手術を終えたワタシは、4つの管に繋がれたまま眠れぬ夜をやり過ごし、いよいよ自由の身となる朝を迎えました。 が、点滴外してもらえず。 いや、術後4日ぐらいはされるとわかっていましたよ。 だけど…

Chapter16 手術について

何度も書いてますが、ワタシ2か月の入院中に4回手術を受けました。 これは決して少なくない数だと思います。 なので慣れちゃって、前もって主治医からの諸々の説明(びっくりするほど多いリスク等)も、サインをしなきゃならない同意書も、わかってるからも…

Chapter15 制服コレクション2017

はい、今回は趣を変えて病院関係者制服ウォッチングでございます。 ワタシ幸いなことにこれまであまり病院と関係のない生活をしてきたもんですから、全然知りませんでした。 制服の進化。 ずいぶんスッキリと機能的になってるんですねぇ。 そういえばTVの医…

Chapter14 お食事について

以前、朝ごはん(ワタシはおかゆ選択)について書きましたよね。 本日はもう少し詳しく、ここの病院食を説明したいと思います。 今は結構どこでもそうらしいのですが、ワタシの入院していた病院でもお食事、まぁまぁでしたよ。 そりゃぁ寝るのが主の入院患者…

Chapter13 センセイたち

事故、しかもひき逃げ。 まさしく晴天の霹靂でした。 何よりもChapter10で詳しく書いたように、ボロボロになっちゃたワタシの体。 そんなワタシの体を少しでも元に戻すべく治療に当たってくれたセンセイたちです。 あ、厳密な似顔絵じゃなくあくまでもイメー…

Chapter12 回復のおやつ

上記漫画の1コマ目のおやつは、心優しい友人たちの差し入れです。 ありがたや〜。 ローソンのおやつだけでは、多分欲求不満がたまっているだろうと推測されたと思われます。 大当たり〜。 いくらナチュラルローソンのマシュマロにハマっているからといって…

Chapter11 夜の過ごし方

さて、売る程どっさりある入院ライフでの自由時間、ワタシは何をして過ごしていたのでしょうか? 昼間はリハビリだの検温だの病院関係者がやってくるし、多少頭も体もクリアなぶんケガ人なりに活動できます。 問題は夜。 みなさん同じだと思うけど、夜が長い…

Chapter10 手術色々

そうそう、この漫画をアップした頃、ちょうど4回目の手術待ちの状態でしたね。 ・・・4回目って・・・ 事故直後は多分主治医ですらこんなに手術をしなくちゃならんとは思ってなかったに違いない。(確信) もちろんワタシもです。 流れが変わってきたのは左…

Chapter 9 ミニマリストへの道

もともとモノが多いのは苦手な方なので、52歳女子(?)にしては服はもちろん化粧品、アクセサリーなどの雑貨も少なめのはず。 でもまぁここまで少ないモノでの暮らしはさすがにしたことがなかったので、けっこう衝撃でした。 ほらこれを見てください。 これ…

Chapter8 お引越し

ええと、どうしてもワタシの性に合わなかった例のばーさんなんですが、入ってこられた当時から嫌な予感はしておりました。 「うちなぁ、病院のテレビはみぃひんねん。ほらこのスマホで見るからな。」 「透析中のおもちゃ、色々持ってきてんねん。CDいっぱい…

Chapter7 病室での暮らし

まずは上記の病室イラストをご覧ください。 大雑把に描いていますが、ここのいわゆる大部屋は、ワンルームをざっくりカーテンで4部屋に仕切ったものでした。 前にも書きましたが、ワタシは一面が窓側の明るい場所を与えられ、たとえペラペラのカーテンでもあ…

Chapter6 水分の取り方

食事はたとえ半量で放棄しても大して支障はないのだけど、水分ばかりはそうはいかない。 ましてや院内の乾燥しまくり状態はChapter4でも書いた通りです。 そしてこの病院では基本配茶サービスを行っておらず、朝昼夕食時のお茶はもちろん、合間の水分も自力…

Chapter6 体のダメージと向き合う

事故後このマンガの通り次々現れる体へのダメージに耐え続けることになります。 それがまさしく入院生活。 中でもエラかったのはやはり手術でした。 打ち身、擦り傷はどんなに酷くてもその場で処置して終了、あとは日にち薬で治りますよね。 そう簡単に処置…

Chapter5 病院のおやつ

以前書いたワタシのブログを読まれた方ならご存知でしょうが、ワタシはおやつ女でございます。 放置すると3食ともいわゆるパン、お菓子でもオッケイという、大人としてあるまじき食生活を平気でおくるような女。 そんなワタシがずっと大人しくきちんと病院食…

Chapter4 入院生活の必需品(自分比)

はい、これは入院生活をなんとか乗り切るために、ワタシにはどうしても必要だったものものです。 日々の暮らしを少しでも快適にしたいという前向きな気持ちが芽生えると同時に、速攻息子に頼んで持ってこさせたものは、ラジオと本でした。 活字中毒であるワ…

Chapter3 真夜中の雑音

共同生活において、今回思い知ったことがあります。 ワタシは音に弱い。 おしゃべりも含めたいわゆる雑音のことですが。 同居患者さんたちは全員耳が遠くなりかけたお年寄りばかりなので、自ずと大きな音をたてがちになります。 前回も書きましたが、これは…

Chapter2 空白の1か月と共同生活について

本日はとりあえず経過説明から始めますね。 ここに再アップするツイッター投稿は10月7日にスタートしております。 で、ワタシがひき逃げられて病院送りになったのが9月5日。 およそ1か月のタイムラグがあるのですが、それはその頃になってようやくこのような…

Chapter1 まさかの事故

お久しぶりです。 中年ど真ん中のいわくつき一人暮らし、ありがちな介護日記と進んできて、さて次回の漫画ブログのテーマを模索していたワタシを突然襲った大不幸。 事故りました。 しかもひき逃げ。 否応なく病院に搬送され、4回の手術を経てまるまる2か月…