ひき逃げてんまつ記

ひき逃げにあってしまったワタシの覚書

Chapter18 更年期の事情

今回に関しては男性の方はスキップでお願いします。

だって関係ないんだもん。

そしてここ救急病棟において大多数を占める年配の方々もね。

あーー、ワタシもいっその事さっさとアガリたいもんだわ!

 

なんのことかと言いますと生理です。

ワタシ事故った当初も生理中だったんですが、もうあっちもこっちも大出血で何が何だか。

おまけに更年期なので周期も期間もむちゃくちゃで予測不可。

でもまさか1か月以内に再び来るとは思いませんでしたよ。

しかも手術前日でほんとガックリ。

 

そりゃまさしく生理現象なので、センセイたちはなんとも思わないかもしれないけど、術後ヨレヨレ状態であれこれ手当をしなきゃならんワタシの身になってください。

息子に頼みたくてももう間に合わず、予備のナプキン(少し置いてあった)では多分足らないし、ローソンに駆け込むには遅すぎた。

そこで前回の生理の時に看護師さんからいただいた尿取りパッドの出番です。

これはでっかい夜用ナプキンをさらに一回り大きくしたような大きさで、オムツより小さめのもの。

ゴワゴワするけどここで代用できそうなのはこれしかない。

看護師さんに泣きついて数枚キープし、その後も乗り切りました。

 

それにしてもナプキンとオムツの間で揺れ動くワタシって、いかにも更年期ど真ん中って感じ。

自力で動かざるをえない事情を少しはわかっていただけたでしょうか。

あーー、しつこく愚痴るけど早くアガリたい・・・

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Chapter17 自由への欲望

前回の続きでございます。

 

多分最後になるであろう4回目の手術を終えたワタシは、4つの管に繋がれたまま眠れぬ夜をやり過ごし、いよいよ自由の身となる朝を迎えました。

が、点滴外してもらえず

いや、術後4日ぐらいはされるとわかっていましたよ。

だけど前回は1日2回30分拘束で、その都度挿し直してもらっていたので、投与時以外はフリーだったのです。

ところが今回は1日3回(4回?)、しかも両手をヤラれている上に血管が出にくいワタシはさすがに難しいらしく、ずっと挿しっぱなしで対応されることになったそうな。

ええ、24時間点滴と一緒

不本意ながら、これは我慢せねばなりますまい。

 

でもここで問題発生。

点滴に繋がれながら自力で行動するためには点滴棒付き車椅子が必須ですが、たまたま同病棟内で手術が重なったらしく、ワタシの分が確保できなかったのです。

さぁ大変だ。

活動の自由を奪われることはワタシにとって致命的なダメージです。

なんとかしなくては!という訳でなんとかしましたとも。

 

運動神経の鈍いワタシがドクターもびっくりする程素早く車椅子を操り、その上片手で点滴ぶら下げたままの移動棒を掴みつつ動きましたからね。

つまりはこういう感じです。

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こんな大層なかっこでも、ワタシにはベッド上でのナースコールより精神的にずっと楽でした。

そして気持ちだけでなく52歳更年期女にはまた別の事情もあって、自力移動が必要だったのです。

次回はそこんとこ詳しく。

 

 

 

Chapter16 手術について

何度も書いてますが、ワタシ2か月の入院中に4回手術を受けました。

これは決して少なくない数だと思います。

なので慣れちゃって、前もって主治医からの諸々の説明(びっくりするほど多いリスク等)も、サインをしなきゃならない同意書も、わかってるからもういいよって感じ。

前日に手術室担当の看護師さんたちも説明に来てくれるんですが、これも辞退したいぐらいでした。

できないけどね。

ただ1回目術後の壊滅的な気分の悪さがトラウマになってて、もう2度とあんな思いをしたくないがために、麻酔担当の先生には毎回しつこく薬調整をお願いしておりましたが。

 

で、手術。

体に合わない麻酔とはいえ全身麻酔の効果はさすがで、「入れますよ〜」と言われた瞬間眠っちゃうの。

気がつけばすでに手術終了

だけど辛いのはここからなんです。

気分の悪さは回避できたとしても、うっとおしい呼吸マスクは3時間経たないと外してもらえないし、様々なものに繋がれて1昼夜経過観察。

痛みは筋肉注射で何とかなったのですが、ベッド上から自力で動けないのがワタシにとって何より我慢しがたいことでした。

 

許可が下りてひとつずつ管だの何だの外してもらっていく解放感よ!

もうね、点滴ぐらいだったらそれごと車椅子で移動しますから!

 

そのお話はまた今度。

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Chapter15 制服コレクション2017

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はい、今回は趣を変えて病院関係者制服ウォッチングでございます。

 

ワタシ幸いなことにこれまであまり病院と関係のない生活をしてきたもんですから、全然知りませんでした。

制服の進化

ずいぶんスッキリと機能的になってるんですねぇ。

そういえばTVの医療ドラマに出てくる制服もこんな感じかも。

 

ワタシの入院していた病院では、看護師(♀)と看護助手以外のトップスはほとんどVネックで、ファスナーか少しのボタンで脱ぎ着できるようになっていて、いかにも動きやすそう。

同パターンで部署によってカラーで区別したりとか。

もちろん全てズボンです。

かつての看護婦さん時代の制服に思い入れがある人もいるでしょうが、仕事しやすいのは断然こっちで、皆さんいかにもテキパキかっこよく見えました。

 

個人的に着てみたいのは看護師(♂)の制服かな。

上下白で、アクセントのライトグリーンのラインもきれいだしスマート。

(♀)の方は衿つきの面倒くさそうなデザインで、ワタシの苦手なウエストシェイプカットだったのでパス。

あとドクターの制服が一番ペラペラで、色も生地も安っぽくてなんか面白い。

基本ドクターはこの上に白衣を羽織るからこんな感じなのかしら。

 

ところで看護師さん、男性も増えてきてるというけどやはり主流は女性なんですね。

実際働いている人も少なかったし、研修で来ていた学生さんたちもほとんどが女子。

もっと男性に頑張ってもらいたいもんです

Chapter14 お食事について

以前、朝ごはん(ワタシはおかゆ選択)について書きましたよね。

本日はもう少し詳しく、ここの病院食を説明したいと思います。

 

今は結構どこでもそうらしいのですが、ワタシの入院していた病院でもお食事、まぁまぁでしたよ。

そりゃぁ寝るのが主の入院患者にあの量は多すぎだろうとか、付け合わせのブロッコリー率がやたら高いとか、そのブロッコリーを始め野菜を茹で過ぎるのは何故なんだとか、味が薄いのも限度があるとか、文句を言いだせばそこそこありますけど、ここではそういう話ではなく。

組み合わせの問題とでも言いますかね。

とりあえずこれをみてください。

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ここでは2例あげていますが、食材かぶりすぎメニューとダブル炭水化物メニューは割とありましたね。

特に山盛りスパゲティーの場合、ご飯はいらんでしょう。

しかもそのご飯たるや、ほんの一口だし。

カロリー計算上そうなるとしても、そこはすっぱりなしにして他で収支合わせすべきかとワタシなんかは思うのですが。

しかもどんなスパゲティーであっても例外なく味がない。

同じ麺類でもうどんやそばはOKなのになぁ。

 

あと、普通の夕食時に(行事やイベントに関係ない)マスカット味のヤクルトジョアは合わないと思います。

なんだかファミレスのお子様メニューを出された気分がした。

 

いやでもトータルでいうと、決して悪くはなかったです、病院食

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Chapter13 センセイたち

事故、しかもひき逃げ。

まさしく晴天の霹靂でした。

何よりもChapter10で詳しく書いたように、ボロボロになっちゃたワタシの体。

そんなワタシの体を少しでも元に戻すべく治療に当たってくれたセンセイたちです。

あ、厳密な似顔絵じゃなくあくまでもイメージ画ね。

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もちろんもっとおられますよ。

皮膚移植手術を担当してくれたキレ者ドクターとか、手術時にサポートで参加してくれた他の外科の先生たちとか。

ワタシがここまで回復できたのは、ホント皆様のおかげです。

 

で、あらためて主治医。

このセンセイ、奇遇にもワタシと苗字が同じでややこしいったら。

それはともかく見るからに若く腰も低く、ベテラン看護師さんに平気で治療方法を尋ねたりするし、憎めないんだけど失礼ながら頼りないの。

大丈夫か?と思ってたら案の定大丈夫じゃなかった。

ワタシの左手首骨折の見落とし

・・・だからずーーーっと痛いって言ってたのに・・・

 

それで急遽予定外の手術をねじ込むことになり、麻酔医が間に合わず伝導麻酔で行われたんですが。

これはあまりポピュラーな方法じゃないらしく、ワタシとしては貴重な体験をさせてもらえて実は非常に面白かった。

なにしろ局部麻酔なので意識がはっきりしていて、手術中のセンセイたちの会話が筒抜けなのです。

「おいおい、そこズレてるやろ!きっちりはかれ!」

「もう5分かかってるぞー。はよせいや!」

「あ〜お前、この手術もっと上手くやってたんちゃうんか?」

などなど先輩先生に怒られ続けるワタシの主治医。

ここは部活か?

 

そんなこんなを乗り越えなんとか退院し、今のところ経過は良好のようです。

お医者様というのは経験を積み重ねて上達していくのでしょうから、ワタシの若きセンセイも今後に期待したいですね。

それにしても先生たち、伝導麻酔時の会話には注意した方がいいと思うよ(笑)

 

 

Chapter12 回復のおやつ

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上記漫画の1コマ目のおやつは、心優しい友人たちの差し入れです。

ありがたや〜

ローソンのおやつだけでは、多分欲求不満がたまっているだろうと推測されたと思われます。

大当たり〜

いくらナチュラルローソンのマシュマロにハマっているからといって、回復期に差し掛かりつつあるワタシには少々物足りないのが本音なのでね。

 

これらはほとんど無印のものです。

ワタシ最近ではたま〜に季節限定のスティックバウムを買うぐらいだったんですが、いろいろあるんですねぇ。

この中ではラズベリーサンドバウムが大ヒット。

ラズベリージャムの酸味が効いていて良かったです。

あと色合い的にどうなの?と疑いつつ囓ってみたオレンジクッキーも思いがけず美味しかったし。

 

無印のお菓子については前々から思っていることがあって、それは製造者を明記してほしいってことなんですが、それさえクリアにしてくれればもっと頻繁に買うんだけどなぁ。

それはともかく。

ワタシにとっては、焼き菓子を美味しく食べられる状態こそ回復の証拠なのでした。

 

現在ワタシは自宅療養中(かっこええ!)なんだけど、暇にあかせてあれこれ焼き菓子を試作しております。

でも、まだ本来1番好きなザクザクガリガリ系を作ってないので、完全復活とは言えないかもですね。

 

次回はボロボロになっちゃったワタシの体を、回復させてくれつつある先生たちのプロフィールだよ〜。