ひき逃げてんまつ記

ひき逃げにあってしまったワタシの覚書

Chapter25 退院決定

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なんかもういきなりでした。

 

ワタシは永遠にここ救急病棟のヌシになるのかと危ぶんでいた頃、左足リハビリ担当のお兄さん指導により、2か月ぶりに自力で立つ事になりました。

で、歩けたもんだから調子に乗って、病棟内をへなちょこながらのし歩いていたら、看護師さんが速攻飛んできて退院のすすめを。

結局とっとと出て欲しかったわけですね。

当たり前だ。

なんども言いますが、私が入院していたのは救急病棟なんですから。

ずるずる手術が続いたせいで居座るハメになっちゃいましたが、本当はもっと早くに退院なり転院なりしているはずでしたから。

 

さぁ、遅ればせながら晴れて退院ですが。

まだまだ夏だった9月の頭に搬送されて以来、一歩も外に出ていなかったけれど世間はどうやら冬らしい。

窓から見える景色もいつの間にかすっかり寒々しい色合いに変わってるし、季節感のない時間をのほほんと過ごしていたワタシ、果たして寒さに対応できるのでしょうか?

とりあえず帰宅したら真っ先にセーターと電気毛布を出す決意をしつつ、粛々と退院準備を進めたのでした。

 

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

本日をもちまして入院中のアプリによるツイッター投稿漫画ブログは終了です。

しかし!

自宅療養&リハビリ通院、そして事故の刑事、民事手続きとまだまだこの件の終わりは見えません。

災難としか言えないこの出来事の決着を、どうか一緒に見届けてくださいませ。

ワタシも改めて気合を入れてアップしていきたいと思います。

Chapter24 満身創痍

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ひでぇもんです。

何がってワタシの体。

そりゃ事故直後の、擦り傷切り傷打ち身捻挫のえげつなくもハデな血みどろ状態と比べたら全然マシですけどね。

今のひどさは治りつつある発展途上のボロボロさといいますか、体の再生中における脱皮状態といいますか、とにかく皮膚が剥がれまくっているの。

ベッド上も床もワタシの剥がれた皮膚だらけで、まさしく人間粉ふき芋です。

十分に入浴できていないせいもありますが、よくもまぁこんなに皮が落ちるよなと思う。

 

その他左手にはいかつい装具がついてるし、右手は未だに伸ばすのも曲げるのも痛いし、左足首の傷は醜いコブ状態でむき出てるし。

そして顔のど真ん中の傷は黒々と隠しようもなく、レーザー治療確定。

こんな満身創痍のワタシ。

いよいよ退院です。

ホントに?大丈夫?

嬉しいながらも不安でいっぱいのこの頃のワタシでした。

 

 

 

Chapter23 院内カフェ

ここを始めて訪れたのは、まだ1回目の手術後間もなく、まさか入院ライフがこれほど長引くとは思いもしなかった9月末の頃だったでしょうか。

知名度ではスター◯ックスほどではありませんが、そこそこ店舗数を持つコーヒーチェーン店ということでそれなりに期待していたんですけど、結果はうーーーーん。

 

フード系はオーダーしたことがないのでなんとも言えませんが、ドリンクに限ってもちょっとな〜。

だってホットドリンクがぬるいってダメだと思いませんか?

友達がお見舞いに来てくれた時は割と利用していたのですが、普通のカフェラテだろうがアメリカンコーヒーだろうが、いつも少々冷め気味なんですよ。

奇抜さを狙ったメニューをラインナップする前に、基本を大事にしましょう。

そしてその奇抜な期間限定メニューがオール品切れだったりしたらもう救いなし。

 

あと閉店時間(休日だったら17時)になると、いきなり電気が消えて真っ暗になるとかありえない。

これは病院の電気系統管理部門の設定なので、どうしようもないということは後日聞きましたが、それならそれで前もってお客さんに一言断るべきだし、同じく接客業を生業としていたワタシには信じがたい対応が色々ございました。

 

チェーン店で同一レベルのサービスを保つのは大変だと思いますが、院内カフェだって入院でどんよりした日々を送っている患者が利用する場合があるんだからさ、もう少し頑張っていただけたらと切に願います。

たぶんもう行かないけどね。

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Chapter22 ローソン詣で

ますます煮詰まってきた入院ライフ。

前回でも書いたように、暇にあかせてローソンにばかり出没していたような気がします。 

3度に1回ぐらいしか購入しませんでしたが(ごめんなさい)、比較的罪悪感少なめで食べられるナチュラルローソンのおやつたち。

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この中でダントツの購入率を叩き出したのは、マシュマロ病を加速させたヨーグルトマシュマロ

いやでもコレ、いまだにナゾなんです。

あの嵐のような欲求はなんだったのでしょう。

そして友達からの差し入れでリピ買いしたくるみココナッツとミニオールレーズン

まぁこの辺りは通常のワタシの好みであるからしてわかる。

オーツブランに惹かれて手を出したおっとっとは、ぺたんこ仕様がおっとっとの干物みたいで面白く食感も硬くて好みでした。

ただ量が少なすぎ

おやつなんだからそれぐらいでいいのでしょうがね。

 

退院してからもついついチェックしてしまうナチュラルローソンですが、さすがに買う回数は減ってしまいました。

なんせシャバにはナチュラルではないけれど魅力的なおやつがいっぱいあるし、それらにフラフラしてしまうぐらいワタシも回復しつつあるようです。

 

さていよいよ退院間近となりましたが、次回は院内唯一の飲食施設を紹介しましょう。

なんとカフェだよ、カフェ

 

 

 

 

Chapter21 ヒマとの付き合い方

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手術も一段落しその後の経過も順調、取り立てて問題がない状態の入院ライフはとにかくヒマです。

特にリハビリやら不意打ちの検査がない日曜祝日は、お見舞いでも来てもらわにゃ1日の長さは果てしない。

でもシャバの方々は忙しいのであんまり無理強いはできないし、結局これも自力で乗り切るしかないんです。

 

ではワタシが具体的にどうしていたかと言いますと。

諦めてやり過ごす

夜時間の過ごし方と同じですね。

ヒマヒマとイライラするのが嫌だったので、ヒマで当たり前だとまずは諦め受け入れる。

もちろん読書なりお絵描きアプリで遊ぶなり、したいことでのヒマつぶしが一番精神衛生上喜ばしいのですが、根気のでない時も割とありますからね。

で、諦めつつも気分転換がしたいアクティブな気持ちの時は、車椅子で病室外へ。

ローソンで立ち読みしてフリーペーパーやチラシを集めて病室でじっくり眺め倒す。

 

あと結構はまっていたのは、談話室に貼ってある病院食の1週間分メニューを何度も読み返すこと。

一般食の昼、夜のみだったのですが、想像力を働かさなければどんな献立なのか不明なメニューが多々あったのでした。

今日のお昼はカレーうどんで普通っぽいけど、まさかこの前出たうどんの時みたいに具とお出しが別々とかじゃないだろうなとか、うわぁ原材料にやたら里芋入ってるけど、この献立に合うのかねとか。

ほんとヒマだったんですね。

 

入院もそろそろ2か月になりつつあった頃のことでした。

Chapter20 菓子パンの日

もう一度言いますけどここの病院食、決して悪くなかったです。

好みはさておき量は多すぎるくらいたっぷりだったし、栄養バランスはもちろんバッチリ

こういう食事をずっと続けていれば、体調もかなりアップするんだろうなと毎度思っていました。

 

しかしです。

もともとおやつ女のワタシがいつまでも我慢できるはずはない。

あーーージャンクなもんが食いてぇ‼︎

病院食を無駄にせず、たまのお楽しみとしておやつを食事代わりにする方法はないものか。

ありました。

うちの大食い息子を活用すればいいではないの!

 

息子が着替えを持ってくる時、ランチタイムに合わせて来させて息子にワタシの昼食を任せ、ワタシは堂々と(看護師さんに隠れて)違うものを食べるという目論見。

息子は日々の栄養不足を解消できるし一石二鳥です。

ただ、おやつを選択する場所がローソンのみというのは少々寂しくはありますが、この際文句は言いますまい。

 

そんなわけで息子が来る日を心待ちにしていたワタシ。

来たら早速ランチが配膳されるまでの時間でローソンへGO!

ああ今日は何を食べようかしら?

とは言ってもワタシが向かうのは菓子パン棚がほとんどでしたけども。

そしてたとえ厳選して購入したものが失敗だったとしても、それはそれでよしとしましょう。

あずきとチョコレートのパン両方の甘みが台無し

ふわふわベーグル←もはやベーグルでなし

毎週水曜日には新商品が並ぶので、事前にネットでチェックして楽しんでおりました。

 

けどそれが癖になっちゃって、今だに通院時にわざわざ寄ってしまう院内ローソン。

ちょっと気になる真っ黒いメロンパン(季節限定)を今回も買ってしまいそうな予感がします。

いい加減にしろよなワタシ

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Chapter19 院内ファッション(患者編)

病院スタッフさんたちの制服については以前書きました。

驚くほどすっきり機能的になっていて素晴らしいって。

どころがです。

病棟内を構成するもう一方の方々、つまりは患者さんたちの着るものって、十年一日ホント変化していないような気がする。

 

そりゃ年配者がほとんどですよ。

しかも皆さん何らかのダメージを受けてここにきているので、着るもの(主にパジャマですね)なんぞにかまってられないでしょう。

それにしてもあまりにもパジャマのバリエーションがなさすぎる。

多分ワタシも含めてパジャマにお金をかける人が少ないからかもしれない。

病院が求める前開き着脱簡単年配者OKのものとなると、パステルカラーの花柄一択になるようです。

 

ワタシは似合いもしない、好みでもないこの手のパジャマは論外でしたので、ひたすらでっかい息子のTシャツと半パンで2か月間乗り切りました。

病棟内の空調は一定なので、寒がりのワタシでもこれで十分だったわけ。

それにしても、実際似たようなパジャマ姿の人ばっかり見ていると気がめいっちゃうんですよね。

もういっその事パジャマもレンタルで統一したほうが見た目がいいかもしれない。

ましてや救急病棟なんだからさ。

 

そして手術着。

これも通常ならそれほど回数を着るものじゃないから、まぁこんなもんかと受け入れる程度の衣類でしょうが、さすがに4回も着るはめになっちゃうと、も少しなんとかならんのかとげんなりしてしまいました。

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このつんつるてんのデザインといい、微妙な色合いといい、ペラペラの安っぽい生地といい・・・あーあ。

ワタシはあれを着ると、どうもうらぶれた心もとない不安な気持ちになるのですが。

次に病院としてお金をかけて変えていきたいとお考えならば、ぜひ患者側の衣料システム改革をお願いしたいです。